板裁ち(イタダチ) |
定尺の板から長さや幅を切りだすことをいう。この場合、、葺き板の寸法を考慮して裁方を決定する。 |
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板の接合(イタノセツゴウ) |
板金工事で行なわれる板の接合は、次のような方法がある。 |
@馳接合 |
板の接合部分を、平馳や巷馳などを用いて行なう接合方法。広く利用される。 |
Aボルト接合 |
板を重ね合わせるか、添板を用いてボルト締めして行なう接合方法。力が加わる箇所に適している。座金やパッキンなどを併用する。 |
Bリベット接合 |
板を重ね合わせるか、添坂を用いてリベット絞めして行なう接合方法。 あまり力が加わらない箇所で用いられる。 |
C溶接接合 |
板を突き合わせるか、重ね合わせ溶接する接合方法。板が塗装されていたり、板厚が薄い場合が多いので、タイトフレームや役物の下地金物の取り付けに用いられる。 |
D軟蝋接合 |
板を重ね合わせるか、添板を用いて軟蝋(はんだ)付けして行なう接合方法。力が加わる箇所は不向き。また塗装網板の場合は、塗膜を完全に除去しなければならない不便さがある。
リベット接合と伴用して行なわれることがある。 |
E硬蝋接合 |
板を重ね合わせるか、添板を用いて硬蝋付けして行なう接合方法。特 別な事情がない限りほとんど行なわれない。 |
F接着接合 |
板を重ね合わせるか、添板を用いて接者剤を用いて行なう接合方法。初期接着力の不足、接着後の熱、水、伸縮による過分な応力などの使用条件から、これまでやや敬遠されていた。 |
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一文字瓦(イチモンジガワラ) |
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屋根の軒先に用いる役瓦の一種。水下側の瓦当(ガトウ)の下端が水平になっている軒先瓦で、額縁葺き(ガクブチブキ)や土塀の小屋根などに用いる。 |
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一文字葺(イチモンジブキ) |
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板を一定の大きさに板裁ちし、その四周を馳加工した平たい葺板で、吊子を介して下地に固定して葺く屋根構法の一種。屋根面に曲面に自由に追随することから、葺きあがった外観の持つ柔らかさが好まれる。銅板でも葺くことが可能であるが、曲面が大きい場合は、銅板の方が優れている。社寺建築の屋根に多く利用される構法である。
葺き方に爪切り葺、つかみこみ葺の2種類があるが、鋼板の場合は爪切り葺が、施工性から見て無難である。いずれも同じ外観に仕上がる。
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一級建築士(イッキュウケンチクシ) |
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建設大臣の行なう一級建築士の試験に合格して、建設大臣の免許を受け、建築物の設計、工事監理などを行なう者をいう。
学校、病院、劇場、映画館、百貨店などで床面積が延500u超えるもの、木造以外の建築物で延べ300u、高さ13m、または軒高9mを超えるもの、及び木造2階建で延1000uを超えるものは、一級建築士でなければ設計や工事監理をすることが出来ない。 |
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一酸化炭素(イッサンカタンソ) |
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きわめて有害で、数時間呼吸する場合の安全限度は0.007〜0.02%といわれているから、一酸化炭素(CO)には特に注意が必要である。
燃料としてガス中に含まれ、また炭火を起こすときに発生する。 |
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一式請負(イッシキウケオイ) |
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建築工事全部をただ一人の請負業者にまとめて請負わせる方法。業者を選ぶことが簡単で、契約や管理がしやすいし、工事全体の統制がとれ能率がよいなどの長所がある。しかし、全部の工事が決り、図が出来ないと契約が出来ないし、総合請負業者の経費分だけ高くなる。 |
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溢水管(イッスイカン) |
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オーバーフローパイプともいう。水面が一定の高さを超えたとき溢れた水を流すための管。屋根工事では谷樋に溢水孔を設けることがある。 |
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溢水孔(イッスイコウ) |
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オーバーフロー孔ともいう。谷樋などで瞬間的に降雨量が増したり、落口を塞ぐ障害物があると正規の落口の排水能力が損なわれる。そのとき谷樋の雨水は樋の縁を超えて室内に流入する。このような異常事態に備え、オーバーした雨水を竪樋以外の箇所で、室外に排水するために設けられた排水用の孔を溢水孔という。 |
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移動荷重(イドウカジュウ) |
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構造物や部材に作用する荷重が移動するもの。例えば、工場のクレーンが梁の上に載っているとき、移動するクレーンの重量は移動荷重となる。 |
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糸尺(イトジャク) |
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凹凸の多い面の幅や面積を計測するために、その表面の長さを測った寸法いう。塗装、左官や板金工事で用いられる。 |
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稲子(イナゴ) |
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棹縁天井「サオブチテンジョウ」の天井板の重ね目に使うもの。板相互が開かないようにすることと、板の反りを防ぐ機能を持っている。 |
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稲妻(イナズマ) |
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屋根や外壁の波板張り。サイディング貼りなどで、母屋や胴縁を支持している型鋼片(ネコという)のためフックボルトが正しく掛からないときに用いる固定用の金具。 |
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稲妻折(イナズマオリ) |
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同一野地面上にある谷樋や、銅板の本瓦棒葺のエキスパンションに用いられる樋や葺板の加工方法。形が稲妻のように見えることから、この呼び方がある。またたたみ馳とかタブル馳と呼ぶこともある。葺板は中間にある馳に掛けるが、その先端部分は水返しの働きをすることに特長がある。 |
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入隅(イリスミ) |
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壁面の角が入り込んでいる場合の隅角をいう。(その反意語:出隅) |
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入母屋根(イリモヤヤネ) |
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我国独特の形をした屋根形式の一種。切妻屋根と方形屋根または寄棟屋根を組み合わせた形である。 |
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インサート |
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屋根業界で用いられている折板葺用の釣木のこと。本来は別の意味があると思われる。が、この言葉で定着している。インサートは、折板の緊結ボルト、または馳に引っ掛けて取り付けられる。下端は天井の野縁か、天井までの距離が離れているときは、野縁との間を丸鋼で繋ぐ。 |
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インスペクター |
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建物の不備や不良個所がないことを確認する第三者の専門家。 |
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インパクトレンチ |
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ナットの締めつけに用いる、ピストル形の電動工具。 |
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