金属屋根材・外壁材/ 工法ガイド
 

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脳天(ノウテン)
軒(ノキ)

軒先フレーム(ノキサキフレーム)

軒先面戸(ノキサキメンド)
軒反(ノキゾリ)
軒付(ノキヅケ)

軒出(ノキデ)

軒天井(ノキテンジョウ)
軒樋(ノキドイ)
軒の高さ(ノキノタカサ)
鋸屋根(ノコギリヤネ)
野地板(ノジイタ)
熨斗瓦(ノシガワラ)

野垂木(ノダルキ)

のど厚(ノドアツ)
伸び(ノビ)
野縁(ノブチ)

延面積(ノベメンセキ)

登り(ノボリ)
ノーマライゼーション
ノンスリップ
 
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脳天(ノウテン)

 

本来は頭という意味。転じて上端。上部の意味になったもの。脳天は垂木を母屋に釘止めするとき、垂木の上面から母屋に向かって釘を打ち込むが、その釘の打ち込み方を脳天釘打ちという、ように用いる。

軒(ノキ)

 

外壁から外に突き出た屋根の部分をいう。その他外壁から屋根の先端までを支える部材を指すこともある。軒は外壁と、外壁にある窓や出入ロなどを、風雨から守る機能をもっている。また軒は風圧力を受けやすいので、けらばと共に風による被害を受けることが多い。建築基準法では、軒部分の風圧力の大きさを屋根面の中央部分の3倍と定めている。

 

軒先フレーム(ノキサキフレーム)

 
折板葺屋根の軒先先端に取り付けられる役物部材をいう。軒先フレームは、軒先の雨水排除の機能があると共に、折板の薄い板から受ける外観を、厚く見せるために付ける。材料は、折板と同じものを用いることが多い。
 

軒先面戸(ノキサキメンド)

 
折板葺屋根で折板と外壁の接する部分に生ずる、山形の隙間を塞ぐため壁面の頂部、折板の下に付けられる蓋をいう。軒先面戸には換気効果を持たせるために明けたスリットのあるものと、無いものがありそれぞれ市販されている。
 

軒反(ノキゾリ)

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入母屋屋根や方形屋根などの屋根の四隅の先端が、上方に反り上がっている部分をいう。社寺建築の屋根に例外なく見られる。軒反は視覚的に四隅が下がって見えることを嫌ったために付けられたものであると共に、構造約にもこの部分が下がりやすい点を補う意味も持っている。軒反の度合いは、初期の飛鳥時代にはあまり大きくないが、時代を経るに従って大きくなっている。またこの程度は屋根葺き材料によっても異なり、桧皮葺や柿板葺は大きく、瓦葺は小さい。なを伊勢神宮や出雲大社などの本殿には軒反はない。

 

軒付(ノキヅケ)

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桧皮葺や茅葺屋根で、軒先に葺材を厚く重ねている部分をいう。これが一文字葺にも伝承され、この種の施工では最も重要な部分となっている。軒付は軒先で屋根を厚く見せる意味ももっている。軒付の幅は、茅負と裏甲の厚さの和とするか、破風板の幅の80%のいずれかとする。銅板による一文字葺の軒付はその幅を奇数等分した幅の板を張って横馳とし、屋根の一文字葺の縦馳に揃えて馳継ぎとする。

 

軒出(ノキデ)

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一般的には軒のある通り心から屋根の先端までの距離をいう。ただし折析葺を構造力学に見たときの軒出は、軒先側の端にあるタイトフレームから折板の先端までをいうことになる。

 

軒天井(ノキテンジョウ)

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古建築では軒下の組物の上に張る天井を軒天井と称した。現在は軒下の垂木や野地板などの下地を隠すために設ける小さい幅の天井をいう。軒天井は、鼻隠や天井下地を設け、その下面をボード類や左官材料で仕上げる。

 

軒樋(ノキドイ)

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軒先に設けた軒樋をいう。軒樋には外壁より外側にある外樋と、外壁より室内側にある内樋がある。

 

軒の高さ(ノキノタカサ)

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地盤面から建築物の小屋組またはこれに代わる横架材を支持する壁。敷桁または柱の上端までの高さをとる
 

鋸屋根(ノコギリヤネ)

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片流れの屋椴が連続して並ぶ形状の屋根の形式。

 

野地板(ノジイタ)

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屋根葺き材の下に設けられる下地の板。

 

熨斗瓦(ノシガワラ)

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瓦屋根の棟に用いる役瓦の一種。冠瓦のすぐ下に何枚かを重ねて取り付ける。このとき熨斗瓦を積む数が多い程、上質の仕事といわれる。

 

野垂木(ノダルキ)

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外部から見えないところにある垂木をいう。野垂木に対して見える箇所にある垂木を化粧垂木という。
 

のど厚(ノドアツ)

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隅肉溶接の溶接部の一つの寸法を表わす言葉。隅肉溶接の強度はのど厚と溶接長さによって決まる。理論のど厚と実際のど厚がある。

 

伸び(ノビ)

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一定寸法の複数の部材を、連続して取り付けるとき、予定長さより長くなることがある。この伸びの長さを伸びという。現場用語である。

 

野縁(ノブチ)

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天井板または漆喰塗り天井で、木摺「キズリ」を取り付けるための天井裏の横材で、釣木の下に取り付ける。

 

延面積(ノベメンセキ)

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建築物の各階の床面積の合計をいう。延面積の算定方法を建築物の形態別に説明すると、以下のとおりである。

@建築基準法の定める容積率及び特定街区における容積率の算定の場合は、自動車車庫その他もっぱら自動車の停留または駐車のための施設の用途に供する部分の床面積が、敷地内の建築物の各階の床面積の1/5を限度として算入されない。

A延焼のおそれのある部分に関する規定の適用については、同一敷地内にある2棟以上の建物の延面積の合計が500u以内である場合は、1棟の建築物とみなされる。

 

登り(ノボリ)

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屋根勾配に合わせて取り付けられた部材を登り〇〇という。胴縁広小舞などで、屋根勾配に沿って付けられるものを登り胴縁とか登り小舞などという。

 

ノーマライゼーション

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障害があっても特別視されずに、通常の社会生活が送れるようにする考え方。

 

ノンスリップ

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階段の踏面(フミズラ)の縁に取り付ける滑り止めの部材で、金属または合成樹脂で作られる。ノンスリップはこの他踏面の摩耗の防止の機能も持っている。