見えがかり(ミエガカリ) |
目に見える側をいう。その逆は見えがくれという。 |
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見切縁(ミキリブチ) |
壁の出隅に付けたり、壁の材料や仕上げが変わる箇所に、区切りを付けるために取り付けために細長い部材をいう。 |
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見込み(ミコミ) |
部材の奥行部分またはその寸法をいう。例えば建具の厚さは見込み3cmなどという。見込みに対する用語に見付けがある。 |
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水糸(ミズイト) |
本来は、水平を示すために張る糸のこと。しかし、施工時に取り付ける部材や通りを示すために用いることが多く、必すしも水平だけに用いるとは限らない。 |
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水返し(ミズガエシ) |
水の侵入を防ぐために設ける小高い縁または折返し。瓦棒葺の水上部分、折板葺の水上面戸などに水返しがある。また窓台の室内側端に作る小高い縁も水返しである。 |
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水上面戸(ミズカミメンド) |
折板葺の棟や壁に接する部分の端に、雨水が侵入しないように設ける面戸。寸法形状は折板のそれに合わせて作られる。水上面戸は折板端部にはめこんで、ボンチングして固定する。また水上面戸が折板に接する周辺は、シーリング材を塗って防水する。水上面戸は止面戸もしくは水止め面戸などともいう。 |
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水切り(ミズキリ) |
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板金工事では雨押えのような機能に用いる部材を総称する意味に水切りを用いる。英語のflashingに似た意味がある。 |
A |
窓のように壁面から突き出している部分の下側に雨水を壁面に伝えないように設ける小さい溝をいう。 |
B |
屋根の軒先先端部や雨押え、棟包みなどの端部からの雨水を排出する状態、またはその程度をいう。 |
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水止(ミズドメ) |
軒樋の端部から雨水が流れ出ないよう設ける一種の面戸をいう。別名止水板がある。 |
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溝板(ミゾイタ) |
瓦棒葺や立平葺の構成部材の一種で、最も面積を占める面を持つ部材をいう。現場用語にドブ板がある。 |
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見付き(ミツキ) |
部材の正面またはその幅寸法をいう。柱の見える面の幅を見付き110mなどという。見込みの対意語である。 |
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見積合せ(ミツモリアワセ) |
複数の業者から提出された見積書を、その内容を調べ、適当と思われる業者を選んで契約する方式。 |
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蓑甲(ミノコ) |
和風建築の曲線屋根面で、破風板の上部に生ずる特殊な曲面をもつ部分をいう。屋根の一般部の曲面と、けらばの曲線の形状が異なるため、両者をなだらかな曲面で連続させて納める。なお蓑甲部分の幅を蓑甲の長さといいその高低差を蓑甲落ちという。蓑甲部分の屋根の施工はどの屋根構法であっても非常に技術を要する箇所である。板金工事の場合も例外でなく、この曲面に、さらに曲線の馳組を用いて葺き上げる。 |
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見本(ミホン) |
各種の材料や細部の納め方について、施工前に監督員に提出し、その内容に関して可否を求めるための製品もしくは模型をいう。 |
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耳巻き(ミミマキ) |
金属板の縁を円形に丸めることをいう。代表的な例としては軒樋の縁を丸く巻くのがある。 |
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製鉄所の証明シートのこと。鋼材納入時に添付する品質保証書で、鋼材の番号、成分、製造番号、機械的性質などを記したもの。 |
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