アーチ |
石造、煉瓦道などの組積造の建築物に、よく見られる構造で、出入口や窓などの開口部の上部に円く架け渡された部分をいう。
俗にカマボコ型のR屋根をアーチ屋根ということがあるが、建築学的にはヴォールト屋根(ボールト屋根)である。
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相方(アイカタ) |
一緒に作業する相手、助手。
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合決り(アイジャクリ) |
相決りとも書く。板やボードの縁を互いに厚さの1/2 に削り、組み合わせる木構造での仕□の一種。
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亜鉛板(アエンバン) |
実際に使用される亜鉛板は、純亜鉛板ではなく亜鉛合金板である。耐久性に優れていることと、亜鉛独特の表面を持つことから瓦棒葺や横葺などに利用されている。反面板の強度が鉄板に較べて小さいことや、冬期の低温下の加工時に加工部に亀裂が生ずるなどの欠点がある。
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引張強さ |
(圧延方向に平行)16〜18(kgf/mm2)
(圧延方向に直角)22〜24(kgf/mm2) |
伸 び |
(圧延方向に平行)45〜55(%)
(圧延方向に直角)35〜45(%) |
硬 度 |
(圧延方向に平行)32〜40(HV)
(圧延方向に直角)40〜50(HV) |
比 重 |
7.14 |
熱伝導率 |
0.25(cal/cm sec℃) |
線膨張系数 |
22.0x10-6乗/℃ |
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あか(アカ) |
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銅の俗称 |
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アカウンタビリティー |
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納税者、株主、発注者などに対する説明責任。 |
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上げ裏(アゲウラ) |
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屋根の軒先で、広小舞または淀の先端、下端のことをいう。
本来は下たから見げて見える物の裏側を総称していた。揚裏とも書く。 |
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麻の葉(アサノハ) |
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我国古来の文様の一つ。板金工事では戸袋、カウンターの腰壁や鮟鱇の装飾に用いられる。麻の葉の施工は、鉄板では困難で、銅板で行われる。 |
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足場(アシバ) |
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建築物の外壁・外部工事を行う際、作業用の足がかりにするために組み立てる通路。材質は鋼製パイプが主で、工事完了後にはすべて取り払う。
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網代(アジロ) |
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我国古来の文様の一つ。麻の葉。鱗。亀甲などと同様に用いられる。 |
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アスファルトフェルト |
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動植物性繊維を原料として作られた厚紙に、軟質のストレートアスファルトを浸透させたもので、アスファルト防水や屋根材の下葺材として用いられる。製品は幅1m、長さは42mで一巻となり、品質によって1〜3号品がJISA6005で定められている。 |
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アスファルト防水(アスファルトボウスイ) |
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熱したアスファルトとアスファルトシートを重ねて行う防水。2層3層などがある。 |
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アスファルト防水用釜 |
プライマー 1層貼り |
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断熱ボード貼り |
2層防水 |
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校倉造(アゼクラヅクリ) |
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角材を組み合わせて積み重ね、璧を構成する構造の一種。正倉院(写真右)の校倉が代表的な例。外壁に折板を横張りして校倉追風にすることがある。 |
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仇折(アダオリ/アザオリ) |
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金属板の加工で、板の縁を10mm程度折返すことを仇折という。仇折は馳組を目約としないもので、板の縁の歪を消すこと、縁の切断面からの錆の流出を防ぐこと。加工や取り付け作業時の怪我を防止することなどの目印で作られる。アザ折り(あざ折り)、ヘミング曲げ、つぶし曲げ、無駄折り、徒折り、空折りあるいは単に折返しなど、さまざまな呼び名がある。
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当盤(アテバン) |
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鉄骨の施工ではリベット打ちを行なうとき、反対側からリベットを押える工具。板金施工では、リベット打ちの他、板のかりだし作業の場合、金床の役と同様な使い方で用いる。 |
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アトリエ |
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絵画、彫刻などを制作する部屋。採光条件を一定にする必要があるので、通常北側に配置するのがよいとされている。 |
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孔明け(アナアケ) |
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ボルトやリベットなどで板を接合する場合に、板に孔を明ける作業をいう。孔明けは、通常電気ドリルで行なわれるが、この他ボンチによるもの、プレスによるものなどがある。孔明け作業時の注意事項としては、カエリが発生しないようにしなければならない。 |
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肋筋(アバラキン) |
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スターラップともいう。鉄筋コンクリートの梁の主筋を巻いた鉄筋で、梁の中の斜めの方向の応力を負担する鉄筋である。 |
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雨押え(アマオサエ) |
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外壁の境、屋根と外壁が接する箇所で、雨水が侵入するのを防ぐために設けられる雨除の板。通常は金属板をL字状に折り、その両端をそれぞれ目的に合わせて加工したものである。これの一端を屋根材に他端を壁面の下地材に止めつける。この場合、雨押えの補強下地として木の板を設けることもある。
別称として水切りということがあるが、水切りはより幅の広い言葉である。
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雨仕舞(アマジマイ) |
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雨水が室内に侵入することを防ぐこと。もしくは屋根その他の面から雨水を的確に排水すること。 |
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あやめばった |
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金属板をZ字状に折り曲げ加工するための機械をいう。あやめばったで加工されたものをあやめ折りという。 |
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蟻掛葺(アリガケブキ)] |
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北海道や東北の一部の地方に見られる長尺屋根構法の一つ。標準的なこの構法の働き幅は380mm,馳は立馳で高さ18mmで葺板の両側は巻馳、働き幅の中央に蟻馳を設けて風に対する耐力の向上を図っている。使用される板厚は、0.4mm以下で、板幅は455mmである。 |
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アルミニウム合金板(アルミニウムゴウキンバン) |
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屋根材として用いられるアルミニウム合金板は、Al−Mn系とAl−Mg系の板で、その中でもAl−Mg系のA 5052 Pが一般的である。また板の硬さの規格が定められているがその内H32からH36程度がよいようである。規格はJIS H 4000、及び塗装板のJIS H 4001がある。アルミニウム合金板の諸値は右表のとおりです。
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(A 5052 P.H 34) |
引張強さ |
26.5(kgf/mm2) |
引張耐力 |
22.0 (kgf/mm2) |
伸び |
10 (%) |
縦弾性係数 |
7.2×10 3乗(kgf/mm2) |
比重 |
2.68 |
熱伝導率 |
175 (kcal/mh ℃) |
線膨張系数 |
22.0 (x10-6乗/℃) |
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アルミメッキ鋼板(アルミメッキコウハン) |
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アルミと鋼の特長を兼ね備えた高耐食性めっき鋼板。海岸地域や工業地域に適し、熱反射性に優れる。 |
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アンカーボルト |
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土台を基礎に同定させるために取り付けるボルトのこと。土台は必すボルトで基礎にしっかりと固定させなければならない。また機械装置を基礎に固定する場合も、アンカーボルトを用いる。 |
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暗渠(アンキョ) |
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地下に埋設された溝をいう。 |
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アングル |
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形鋼の一種で山形鋼ともいう。断面の形によって、等辺山形鋼と不等辺山形鋼の2種類がある。 |
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鮟鱇(アンコウ) |
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軒樋と竪樋とを連結する部分に用いる特殊な樋。他に同じ機能を持つものに呼樋と組合わせられる集水器や上合がある。鮫鱇は多分に装飾的に扱われ、非常に凝ったものが、主に銅板製に見られる。棚は胴と呼び樋の部分からなり胴の部分はデザイン的に三味胴と角型がある。 |
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アンダーカット |
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電気アーク溶接作業時に発生する、溶接欠陥の一つ。溶接の止端に沿って母材が掘られ溶着金属が満たされていない状態をいう。折板のタイトフレームの溶接時には、アンダーカットが発生しやすいので、気を付けなければならない。 |
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