役物(ヤクモノ) |
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板金工事で屋根や壁などの主な工事部分に必要となる各細部の付属部材をいう。軒先の唐草、雨押え、棟包み、隅包み、樋、その他を総称して役物と呼んでいる。屋根、壁工事の役物は、屋根、壁の性能を左右することがあるし、また外観の可否も大きく左右する。
コスト的には役物は加工に要する手間が屋根、壁に較べて多くなるので、例えば金属板の使用重量を基準にみるとき、割高となる。 |
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八千代折り(ヤチヨオリ) |
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金属板を箱状に折り曲げて作る場合、その隅角を切断することなく板を折るだけで行なう加工法。板金加工独特のもので、屋板工事では、瓦棒葺や折板葺の一部などに広く利用されている。 |
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柳著(ヤナギバシ) |
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金切り箸(ハサミ)の一種で、刃が湾曲したもの。曲線状に板を切断するときに用いる。直箸(チョクハシ)と共に板金加工や施工には欠かせない工具である。この著には、切断する板の厚さに応じて厚物切りと薄物切りとがあり、厚物切りの刃は短く薄物切りの刃は長い。柳著は単にヤナギともいわれる。なお柳著の刃をさらに短く、刃先を鋭くしたものにえぐり箸があり、板に孔を開けるときに用いる。 |
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屋根(ヤネ) |
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建築の最上部にあって、雨が建物内部に侵入するのを防ぐための覆いの部分を屋根という。屋根は雨を防ぐ他、日射、風、熱、湿気、音や人間の視線、野獣の侵入などを防ぐ機能を持つ。 |
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屋根伏図(ヤネブセズ) |
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屋根の形を平面的に表わした図面をいう。少し複雑な屋根工事の場合。必要な図面である。 |
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大和葺(ヤマトブキ) |
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板塀や板戸などで、板を支える桟の両側から板を交互に張る張り方を大和張りというが、屋根にこの張り方を利用したのが大和葺である。もともと大和葺は、奈良の法隆寺の金堂と五重塔に完成後に設けられた板葺の庇があるのが最も古い事例である。 |
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ヤング係数(ヤングケイスウ) |
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応力と歪との比で、材料により、また応力の大きさによって異なってくる。通常鋼のヤング係数は2.1×10 6乗(kgf/cm2)を用いる。 |
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